起立性調節障害について思っていること
最近 起立性調節障害(これよりODと書きます)の診断名が出ているお子さんのママさんのご相談が増えてまいりました。
その中で、感じている事を 今日はお話していきますね。
お子さんが学校が苦手になった時
内科、小児科へ行くと ODの診断名がつく事が多いのですが
これは考えものであると私は臨床現場で感じています。
と言いますのは
素直で単純な子どもほど 病名がつくと
がっくりとなってしまうのです。
例えば我が家のアウトロー君。
とても 病気には敏感な子です。
ヘルシー志向で 食べ物なんかも 本人結構注意しています。
(笑えるでしょ^^)
で、いつも娘と笑うのは
「アウトローってさ、熱がなくても熱があるで…って言うと
ほんまに熱が出るタイプやんな。」
という事なのです。
こういうお子さんに病名をつけてしまいますと
余計に体調が悪化してしまい
気分も凹んでしまうのです。
本日おこしになったママさんの息子ちゃんも
診断名がついた次の日から 学校に全く足が向かなくなり
体調も悪くなってしまったと言う事なのです。
今日のケースだけではなく
私は過去に数件 同じよなケースに、関わらしていただいています。
少し話は変わりますが
双極性障害(躁うつ病)の方が書いていらっしゃった文章がとても印象的でした。
「躁うつ病」だと言われると しんどい時期に余計にしんどくなってしまう。
ただしんどい時は、脳内ホルモンのドパミンとセロトニンのバランスが崩れているだけだ…って言われると
動けない時期も耐える事ができるのに、どうして「躁うつ病」なんていい方するんだろう。
という内容でした。
まさしく、その通りで
得体のしれない病名をつけられると
人ってそれだけで、気持ちが負けてしまうんですよね。
だったら、ODもそんな病名をつけないで
例えば
「真面目すぎて、少し疲れちゃってね
で、体のON、OFFのスイッチが入れ換わりにくくなったんだよね。
なので、しばらく休養して元気をつけて、
真面目すぎをほぐすような訓練を受けていこうか。」
とか
「耳が聞こえすぎていて、友達の話や先生の話が聞き取りにくくなって
それでつかれちゃったんだよね。
少し休んだら、聞こえすぎがましになると思うし
その後、疲れないように いろいろと対策考えていこうね」
などなど、そのお子さんのストレスの具体的な事と
これから先の見通しを話してあげた方が
よほど、子どもたちにとっても、ママさんにとっても未来は明るいのです。
この判断ができるのが 実は小児科や内科ではなく
児童精神科や児童相談所などの 心の専門機関なのです。
(できないところも あるけどね)
ODの子どもたちの中には
スモールハートと呼ばれている内因性の子どもたちもいます。
でも、私が感じている限り、それはかなりの少数派で
大抵のODの子どもたちは ストレスからくる心因性のもののようです。
お子さんが学校が苦手になって、これから病院などへ行こうかな?と
思ってらっしゃるママさんがいらっしゃったら
今日の記事を少し参考になさってみて下さい。
そして、ODの診断がついてらっしゃるママさんも
心因性かなぁ…と思われたら じゃぁ いったい何が疲れの原因なんだろう…と
そこを考えてみてあげて下さいね。
直接的にその部分にアプローチをかけるような関わりができるようになると
お子さんが大きくなった時に ずいぶんと生きるのが楽になってこられると思います。
応援していますね♪
必要な人に届きますように。
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