成功する子じゃなくて幸せを感じる子に育ってほしい。
こんにちは、みんです。
思春期で若干、小指の詰めの先ほどだけれど、発達の特性があるかなぁ…って気づいたケースの場合
お子さん 病院や相談機関へ行くことを拒まれることが多いので
お母さん方に家庭内療育をしていただくことが多いです。
この方法は発達に特性のある子だけではなく
特に特性がない子の対応にも非常に有効です。
というのは最近の子どもたちってなんにもわかっていないんです。
過去?
例えば 私が子どもの頃には
今の子どもたちより
うんと 多くの経験をすることができました。
親戚のお付き合いも盛んでしたから
大人同士のお付き合いも目の当たりに見てきましたし
地域のお付き合いも盛んでしたものね。
お手伝いをする機会も、今の子どもよりうんと多かったような気もします。
でも、今の子どもたちの大半は
接する大人は親と学校の先生、習い事の先生ぐらいではないでしょうか?
それに大人が忙しいので、家事を教えてくれる人もいない。
お手伝いするより、勉強の方が大事。
なので、学ぶ機会がうんと少ない。
例えば何かを食べる時にそこに誰かがいれば
「一緒にいかがですか?」
と、声をかける。
こんなことは 教えてもらわなくても
なーんとなくわかっている人が多いものですが
気づかない子もいますし知らない子も結構います。
なので、日常の生活で親が言語化して伝えていかなければなりません。
ところがです、
「社会でうまくやっていくためには
あなたが何かを食べる時には他の人が何も食べていない状態だったら
一声かけましょう。」
と 教えることもありなのですが
これでは あまりにも機械的すぎますし
下手をすると べき論で子どもの中に入ってしまいますので
他にこれをしていない人を見かけると
子どもの中に違和感が起きてきてしまって
イライラして
余計なエネルギーを使ってしまうことになります。
特に発達に特性のある子は一つの感情に支配されやすいので
イライラしだしたらそこからなかなか脱却することはできません。
なので 私は
「一人で食べるんじゃなくて
みんなで 分けあって食べたほうが美味しいでしょ。」
と、子どもにそう伝えているのです。
同じものを食べて美味しさを共有すると
味わいが2倍にも3倍にも膨らんでいきますものね。
そして、そんな気持ちを体験できる機会を実際にもち
また、同じことを言語化で伝える。
これだと その行動をしていない人を見たら「楽しくないだろうな…」と思うだけで
ストレッサーになることはないわけです。
他には
同じスペースで仕事をしているときは
自分の仕事が終わったら仕事をしている人に
「手伝いましょうか?」
と、声をかける。
これも暗黙の了解のようなものなのですが
「みんなで、一緒に終わったほうが、達成感が増えて嬉しいよ。」
と、そんな風に伝えて、そんな機会を持ちます。
我が家のアウトロー息子はご存知のとおりグレーゾーンと言われる子でした。
とても素直で綺麗な心の持ち主なのですが
言動を決めるときに周りの人の気持ちも含めて考えて
決めるということはとても苦手でしたし、
自分の気持ちも感じにくい子でもあります。
なので、人の気持ちを伝えてもピンとくるのも時間がかかっていました。
でも、時間をかけて何度も 彼に伝わる言い方を模索して
伝えていくようにしたところ、今では多分並み以上に成長してきているようです。
彼にとってしっくりくる言葉が出たときは
すっと入っていくようです。
人の心のご本尊は「心」です。
何のために生きているのかという哲学的な質問の答えは人それぞれあるのでしょうが
私自身は
「感じて、楽しんで、成長するため」
と、定義づけています。
成功を楽しむ。
結果を楽しむ。
そう言う人もいるでしょう。
でもそれよりは
私は、自分の心の動きを感じて楽しんでその事を幸せに思い、
日常の出来事からいろんなことを学んで成長していく
そんな人生を
できれば 子どもたちに送ってもらえればいいなぁ…と
思っています。
こう考えると
生きる値打ちのない人など
一人もいないのです。
年老いて何もできなくなって、人の世話になったとしても
その事から何かを感じ、何かを哲学し、学び取っていけば
それで 十分に生きる値打ちがあるのですものね。
私自身も自分の心の動きに鈍感なようで
過去には 成功や結果だけを楽しみに生きてきた人でした。
でも、最近になって感性が鋭くなってきて
というか、
自分の体や心と丁寧に向かい合うようになって
体の変化が感情に変化して
音楽を奏でるように心地よく伝わってくるようになったのです。
今まで経験したことのない幸せで穏やかな日々を送っています。
確かに特性のある子は
自分の感情や人の感情に鈍感な子が多いでしょう。
でも、日々の関わりや 周りの環境で
この幸せを感じるようになるのであれば
親は頑張るしかないですよね。
ということで
家庭内療育で何かを伝えるときは
機械的に伝えるよりは
心地よい感情も一緒に伝えてみませんか?
成功する子よりも幸せを感じられる子に…。
というご提案でした。
みんな、幸せになるといいよね~💛
必要な人に届きますように。
ブログランキングに登録しております。 本日の記事 参考になったらポチっとよろしくお願いいたします。
■■━ PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
★参加を迷っているママさんへ、初参加の皆さんからいただいた感想はこちら。⇒ポチ
【現在参加受付中のお茶会、勉強会情報】
■ 3月1日(金)成人期の子どもを持つONLINEママの会「ぐろぅばる」おしゃべり会⇒ポチ
■ 3月2日(土)神奈川不登校ママの会「リップル」お茶会⇒ポチ
■ 3月9日(土)岡山不登校ママの会「LietenMomo」傾聴勉強会⇒ポチ
■ 3月9日(土)大阪不登校ママの会「リッスン」お茶会⇒ポチ
■ 3月12日(火)宝塚不登校ママの会「カラット」傾聴勉強会⇒ポチ
■ 3月17日(日)埼玉不登校ママの会「リボーンさいたま」お茶会⇒ポチ
■■━ PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
各支部活動の様子はこちらをご覧ください⇒ポチ