理解してほしいというのなら。
こんにちは、みんです。
私は不登校や発達特性、起立性調節障害の親の会に
バイザーとして講師として、参加する機会があります。
お母様方がよく言われる言葉に
「理解してほしい」
という言葉です。
そんな時 私は思うことは
「この人 いったい誰に何を理解してほしいって
思ってはるんやろ~」
ということです。
wikiでは「理解」の意味をこう書いています。
理解(りかい)とは、
物事の理由、原因、意味を正しく知ることである。
認知心理学において研究対象とされ、
記憶や学習などの概念と比較すると十分に解明されていない。
理解は独立した現象ではなく、
記憶や学習と密接な関係にあると考えられる。
理解には段階がある。
その段階は、下のほうのものになると具体的であり、
上のほうのものになると抽象的である。 例として文章理解について記す。
文章を理解するには、
まず、書かれている文章の言語を理解できなくてはならない。
英語なら英語、日本語なら日本語を、である。
次に、
書かれている一つ一つの文章の意味を
正しく理解できる必要もある。
最後に、文章全体の構造を把握することも必要である。
物語ならばストーリー、
取扱説明書ならば手順全体を把握するなどである。
さらに、取扱説明書では、
実際にその手順を正しく行えるかどうかということが関係する。
また、物語ならば
登場人物の微妙な心理の変化などを
把握できているかどうかということが関係して来る。
もし、お子さんが学校に行けないことを
怠けだと思わないでほしいという意味であるならば
「理解してほしい」
ではなく
「誤解しないでほしい」
と云うのが正当であるでしょうし
本当に「理解してほしい」と思うのであれば
親自身がまず子どもの理解してほしい内容の
理由、原因、意味を正しく知り理解し
結果として子どもの個性や関わり方を相手に告げて初めて
「○○なことを理解してほしい」
となるのではないかと
考えるのです。
私の友人で特別支援学校の先生をしている子が
過去に言っていた話です。
「先生お願いします」
と、ただ頼まれるのがとても困る。
子どもへの接し方は親が一番わかっているはず。
そんな情報をきちんとくれないと
子どもにとって良い環境づくりをすることに、とても時間がかかってしまう。
本日はお母様方にとって少し耳の痛い話になったかもしれませんが
もし誰かに「理解してほしい」と思ったり依頼したりするのであれば
それなりの情報や工夫を、自分の中できちんと整理した形で
相手に伝えることが筋ではないかということを
お伝えさせていただきました。
お子さんたちも苦しんでいます。
どうかお子さんたちを正しく知ろうとしてあげてください。
お子さんに興味関心をむけてあげてください。
一日も早くお子さんたちが本当の意味で楽になられることを祈って
本日のブログをしたためました。
必要な人に届きますように。
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