「べき」のルーツを探ってみる
コミュニケーショントレーニングをうけられた受講生様。
トレーニングがあ進むに連れて
「自分を知る旅をしているようですね」
そんな風に仰って下さいました。
「コミュニケーショントレーニング」をすると いろんな自分が見えてきます。
我慢していた自分、自分勝手に怒っていた自分。
気を使い過ぎていた自分。
頑張りすぎていた自分。
私自身はこれを勉強して
家事の量がすごく少なくなったのです。
自分と家族の線が引けるようになったからです。
なので、ずいぶんと気持ちが楽になりました。
この受講生様は
「私の場合は、具体的な影響ではなく
○○すべきがいっぱいあって、違和感を感じて腹が立つ事が多いのです。」
そんな風に話して下さいました。
人はそれぞれにたくさんの「べき」を抱えています。
そして、その「べき」があるから自分の行動を迷うことなく決められています。
なので「べき」= 悪いもの というわけではありません。
でも「べき」が少ないと 腹が立つ事は減るので
精神衛生上的には 健康的にはなります(笑)
さて、皆さんの抱えている「べき」はどこから来たのでしょうか?
自分の「べき」に気がついた時に
「べき」のルーツを考えてみる。と言う事を 私は一つの方法としてお伝えしています。
「べき」を作ったのはご先祖様たちです。
なので、そこには 必ず歴史的理由があるのです。
例えば お茶碗は持ちあげて食べるべき。
過去を振り返れば 日本はお膳の文化でした。
なので、お茶碗を持ちあげないと食べる事ができないわけです。
日本は食材の少ない国でしたから
少しのおかずでたくさんのご飯を食べるよう
今に比べると 味付けは濃かったようですし、
口内調理と申しまして、ご飯とおかず 両方を口に入れてかみ合わせると
美味しくいただけるようになっていたそうです。
なので 三角食べ…というお行儀もでき上がったのです。
今はどうでしょう。
食生活がよくなり、おかずも薄味傾向になり、
ご飯と混ぜ合わせて食べなくても
美味しくいただけるものがたくさん出てまいりました。
テーブルの生活になり
お茶碗を持ちあげなくても 支障なく食事ができるようになりました。
なので、最近の若い子たちはお行儀が必要なくなってきているのかもしれません。
日本古来の懐石料理…では 1品ずつ出てまいります。
実は、あの食べ方は 健康にいいと言われています。
野菜を食べ、タンパク質をとり、最後に炭水化物。
体に優しい食べ方だそうです。
そう考えると、自分の中の「べき」が少し覆されませんか?
私が子どもの頃はスポコンアニメが主流でした。
なので、
「気合と根性で頑張ったら 人生何とかなるねん!!」
と、植えつけられて育ったようなものですww
なので、それが「べき」に変化されて
私の心にも 根強く残っています。
アニメを作るのは大人ですから
当時の大人たちの夢やあこがれが、そこにあったんだろうな~と
今となっては思います。
戦後 今まで叶わなかった下剋上ができるようになった時代です。
親たちは自分のかなわなかった下剋上や女性の社会参加や活躍を
子どもに託したのでしょう。
よって、これは 大人たちによって託された「べき」だと言えるのかもしれません。
(子どもにとっては迷惑な話ですが…。)
このように私たちの「べき」にはルーツが必ずあります。
どんなルーツがあるのかなぁ…と探ってみることで
自分の中にある「べき」が 現代社会において必要な「べき」か
もう手放した方がいい「べき」か、判断できるのではないでしょうか?
不必要な「べき」を手放して、できれば 自分の「したい」「やりたい」で
行動を決めて 楽しい人生を過ごして下さるといいな~と思っています。
必要な人に届きますように。
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