言葉は短く正確に…のわけ
こんにちは、みんです。
先月のフォローアップセミナーでのできごとです。
フォローアップでは講座で学んだことを忘れないように
そして、より深めていく内容の勉強をしていきます。
今日、勉強したのは
「観察」について。
「観察」とは
自分に影響を与えている事柄について、
「いつ、誰がどうして、何が起こったか」を、
善悪や責任などの判断と切り離して言語化する事を言います。
例えば
子どものカバンがリビングの床に置きっぱなしになっている。
だと「置きっぱなし」という言葉に
書き手の主観が入っています。
観察でいうと
子どものカバンがリビングの床に置いてある。
になります。
母と電話をするとよく父の悪口をいう。
だと、悪口を言う。が 書き手の主観なんですね。
観察でいうと
母との最近3回の電話では
3回とも、母は、父が自分の望むように動いてくれないと話した。
になります。
このように、観察でない言葉を
NVCでは 評価や解釈と呼びます。
相手に何か伝える時に解釈や評価を使うと
誤解が起きて
コミュニケーションがうまくいかない頻度がとても高くなります。
なので、伝える時は「観察」で表現します。
昨日、今日のママ達には
朝日新聞の天声人語を題材に
評価や解釈を探してもらうワークショップをやってみました。
するとね、ママ達に何が起きたかというと
「混乱」なんですね。
例えば、
長男で所属事務所社長の藤村亜実さん(50)の言葉 子どもの頃、家に帰ってくると、家の雰囲気が明るく変わるような人だった。僕自身、子どもの頃からどうやったらあんなに自由に楽しく好きなことをして、しかも優しく生きられるのかわからなかった。病室では苦しいはずなのに、表情にも出さなかった。きっと、苦痛とか不安にとらわれずに生きられる人だったんだと思う。特に面白いことを言うわけでもないのに、多くの人が集まったのは、欲や執着がなくて、周りにいて気持ちいいからではないか。
この文章の赤字の部分は評価や解釈なんです。
言葉に引っ掛かりの持ちやすい人であれば
この赤字のところで 詰まってしまう可能性がとても高いんですね。
明るく変わるような人って?
自由に楽しく生きたって思っているのは息子さんだよね…。
などなど、
妄想が自由に働く個所。
つまり誤解が起きる…ということなんです。
学校が苦手な子たちの中には
言葉に引っかかるお子さんも多くいますし
イメージが苦手なお子さんも多くいます。
ですので、こういった解釈や評価の多く入った文章を
読んだり聞いたりしたら
今日のママ達のように混乱が起きたり
途中でわからなくなったり
話し手とまるで違う解釈をしてしまう可能性が大なんですよね。
とお伝えしたら
なるほど~。と 言葉の重み。言葉の大切さを
体感で理解していただけたようです。
そして、これまで自分がいかに
評価や解釈いっぱいの言葉で子どもに接してきたか
振り返っておられました。
この例からもわかるように
日本語はとても評価や解釈が多く含まれる言葉で
尚且つ 主語が不明瞭である言葉でもあります。
それが原因で 子ども達は
集団がしんどくなっていることも多いようです。
こういった理由から
私はママ達に
伝える言葉は「短く・正確に」を
推奨させていただいているのです。
社会では社会性が身につきにくい子ども達も多くいます。
おうちで わかりやすい言葉で伝えていくことで
社会性を身に着けてあげたいものですね。
必要な人に届きますように。
必要な人に届きますように。
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