環境があってないだけなんです
こんにちは、みんです。
母親ノート法の点検で
学校が苦手なお子さんの発言を読んでいると
年齢のわりに幼いな~。
わかってないな~。
という発言をよく見かけます。
先日も、「好きじゃない」と「否定」を混同しちゃって
すごく傷ついているお子さんの会話がありました。
ママはどう説明していいかわからないとご質問くださったので
横線引いて 100と0と-100まで数字を入れて
人が好ましいと思うのは100~80 嫌だと感じるのはー80~-100
どちらでもないが 80~-80のこの範囲。
好きじゃないはこの範囲に入るんだよね。
という風に説明してあげて~っていう感じでお話ししました。
人は成長に従って 曖昧がわかるようになってきます。
ところが、この曖昧というのも 誰も言語で教えてくれないのです。
なんとなくわかってくるものなんですね。
ところが、なんとなく理解するのが苦手なお子さんもいます。
日本はなんとなくわかるのが当たり前という人が多いので
あえて、こういう教育をしないし
誰も言葉で説明しようとはしないわけです。
わかっていて、当たり前…って感じなのです。
なので、なんとなくが苦手な子の発達が
そこで止まってしまって、なんだか他の子と歯車が合わないな~って
なってしまっているのです。
ちなみに、このお子さんはとても聡明なお子さんで
以前に
「どうして食事は食卓でとらないといけないの?」
という疑問を私に聞いてくれたので
ほんの5分ほどLINEで話しただけで すっと理解し
それ以後は 食卓での食事を違和感なく続けてくださっているそうです。
納得すればわかるし、できるんです。
うちのアウトロー君もそうです。
口から出る言葉はご立派なので
賢い子…と誤解されてきましたが
分っていないこと、誤解していたことが山盛りの子どもでした。
御年25歳の今でもわかっていないこと時々あります(笑)
なので、日常生活で ヒョエ~ってなっちゃうことも多く
疲れることも多かったようですし
それをごまかすために フラットな付き合いはさけ
どちらかというとリーダーシップをとる方に向かったようです。
逆に人の言いなりになってしまうお子さんもいます。
どちらにしても、しんどいですよね。
そして、ある意味仲間外れになってしまっているのです。
だってみんながわかっていること 自分だけわかってないんですものね。
こういう子どもたちには
私たちが日常暮らしている環境はとても不親切なんです。
子ども側からいえば
「手抜きしないで きちんと教えてください。」
っていう事です。
何がわかっていて、何がわかっていないのか。
どう伝えたら、うまくお互いに理解しあえるのか。
丁寧にそれを見極める。コミュニケーションにおいて手抜きをしない。
そんな環境を作り出すことが
今の教育の課題で
おうち生活をしているお子さんにとっては
ご家庭のママやパパの課題になってきます。
でもね、馬鹿なわけじゃなくて、
人より劣っているわけでもなくて
理解の仕方が マイノリティなだけ。
お子さんが先々 社会適応できるように
応援していってあげたいですよね。
必要な人に届きますように。
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