子どもの一言に動揺が走るの巻き
私は、コミュニケーショントレーニングや傾聴を皆さんにお伝えするときに
「聴き手の方が問題を持っている時は話を聞けない。」
と、お伝えいたします。
問題を持っているというのは
フラットな気持ちで聞く事ができないという意味です。
例えばお子さんが真剣に
「なぁ、お母さん ぼく 昆布の佃煮がどうしても食べられへんのよな~」
と、話してきたら、ママさん自身 ネガティブな気持ちになられるでしょうか?
大抵のママさんはならないと思うのです・笑
そんなん別に、あんたが昆布の佃煮食べることができようが
食べる事ができなようが どっちでもいいやん。。。と 考えませんんか?
これがフラットな気持ちで聞く事ができるということなんですね。
ところが、ママさんたちは お子さんの悩みや相談、お願事などを聴くと
「ドキ」ってしちゃったり、フラットでいられないような気持になる事が多く
聴いているつもりでも 実は聞けていないという事がほとんどなのです。
私たちのような仕事をしている人間でも
こういう事は、時々あります。
そんな時には私たちは どうしてフラットで居られなかったか。
どうして、動揺してしまったか…と自分に向かい合います。
時にはその事を自分のカウンセラーさんや師匠にお話しして
自分の中の問題や思い込み。不安などを解決していくのです。
そうしながら、自分の許容範囲と言うか受容範囲を
どんどんと広げていくのが 聴き手の訓練と言う事になります。
学校が苦手な子のママさんたちも
現在、どこかに相談に行っておられると思います。
そんな時は、自分がフラットに聞けなかった話など
フラットに聞けないことを当たり前と思わずに(←ここポイント)
なんで、動揺しちゃうのかな~。受け入れられないのかな~と、
担当者に話してみてください。
せっかくのチャンス!!というと言葉は悪いのですが
子どもの不登校はママさんにとっては、人生最大級に辛いことである事が多く
受け入れにもかなりの時間を要します。
受け入れたと思っていれば、何かのイベントの度に凹み
ちょっと行ったと思えば またお休みするようになったりと凹み。
また、しんどい子どもに振り回されては凹み
あれ買え、これ買えと言われては凹み。
かなりの上がり下がりを経験しながらいろんな事を受容していきます。
つまり、少々の事に一喜一憂しない、毛の生えた心臓を作っていくのであります・笑
そして、ママの受容がお子さんに安心感を与え
また、自分の苦しみを真に聴いてくれるママが傍にいると
子ども自身も少しずつ、地に足付けて 自分と向き合えるようになるのであります。
毛の生えた心臓なんていらないわ~という声も聞こえてきそうです。
でも、心臓に毛が生えると生きるのが本当に楽になるよん。
正岡子規『病床六尺』の中で次のように言っています。
「悟りといういうことは、如何なる場合にも、平気で生きることであった。」
悟りを開く…という言葉は大げさに聞こえるかもしれませんが
できるならば、少しずつ悟りを開き
いつもニコニコ、「大丈夫。大丈夫。」と本心でみんなに言ってあげられる
素敵なお婆ちゃんを目指していきたいものですよね。
必要な人に届きますように。
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