(再)子どもが行き渋りを起こしたら(2)
こんにちは、みんです。
本日は前回の続きで
『不登校 子どもが行き渋りを起こしたら 2』
という事でお伝えしていきます。
前回は
「リスクを伴うことも覚悟しつつスピーディに決めてスピーディに動く」
を軸にお伝えしました。
本日扱うのは不登校が少し長引いている場合
1年以上続いている場合に関してです。
どこかの相談機関に相談はしているけれど
1年以上続いていて、お子さんが元気になっていっている様子もない場合は
相談先を変えてみる
ことをおすすめしたいのです。
家族療法の考え方ひとつで
「上手くいっている時は そのやり方を続行し、上手くいかないときは やり方を変える。」
という考え方があります。
考えてみりゃ 当たり前のことです。
1年も経てば お母さんの考え方も少しは変わっているでしょうし
ぴたっとくる専門家も変わってくるかもしれませんものね。
病院へかかっている方は 親のカウンセリングを足してみるとか
逆にカウンセリングにかかってらっしゃる人は医療機関を足してみるとか
心理の世界もとても幅が広いので
カウンセラーを変えてみるというのも いいかもです。
相談先の選び方に関してなのですが
私はブログでこういう内容を発信していますので
は???
と思われる方も多いかもしれませんが
「ネットで相談先を探さない」
これも、少し意識して見て欲しいのです。
商品がはっきりしているものは良いと思うのです。
例えば私は『コミュニケーショントレーニング』をお伝えしたり
『母親ノート法』の点検者をしているのですが
これらはとても商品がはっきりしていますよね。
両方とも、私が独自開発したものではなく、著名な心理学者が作ったものです。
これらのものでしたら 私以外の担当者で学んでいただいても
そんなにむちゃくちゃ差が出ないわけです。
差が出るのは休憩時間にする雑談や間に挟むちょっとした事例ぐらいです。
※それでもできれば、臨床心理士の資格を持っている人がお勧めです。
そのお子さんの固有の不登校の原因を一緒に考えてくれて対応してくれることが多いです。
ところが私は コーチングやカウンセリングもしているわけでして
この分野になると 個人の実力や学派などで
ものすごく内容が変わってきます。
まして、コーチングやカウンセリングは
なんちゃって…というか、「自称」って方が本当に多いのです。
みなさんもカウンセラーになりたければ
明日から カウンセラーを名乗ってお仕事していただいても
どこからも咎められないわけです。
コーチも同じです。
考えてみてください。ほんと 怖いですよね。
それに、ネットで宣伝するのは無料でできますし、口コミなども 好き放題作ることができます。
全く当てにならないものです。
ネット内の姿とリアルの姿が別人のような人もいます。
ネットではどんどんと発信なさっているのに
聴覚からの情報処理がとても苦手であるため
リアルでの言葉のキャッチボールがほとんどできない…という人にも
出会ったことがあります。
余談ですが 我が家のアウトローが中学の時
クチコミを書くアルバイトをしていたことがあります。
女性物のお化粧品のクチコミを書いていてびっくりです。
(急いでやめさせたわけですが…)
ですから 相談期間を探す時は
行政の相談期間を使うか
民間の相談期間を使われるときは
できれば、紹介…という形がいいのではないかと私は思っています。
カウンセリングでもそこそこ信頼性のある「産業カウンセラー」ですら
私が学びに行った時 講師の開口一番のお話は
「この資格を取ったからってすぐにカウンセリングはできると思わないでください」
でした。
こういう事を正直にお伝え下さるのが 信頼される協会ということだと
私は感心したのであります。
たかだか、104時間の実習時間で、効果の出るカウンセリングができるかといいますと
この世界、そんなに簡単なものではないのです。
人の本体は心です。
人は気持ちの生き物でものすごーく大切な部分でありますから
やはり 慎重に相談先を選ばれるのが 懸命だと思います。
ただ、もし ネットで判断するとしたら…。
経験を書いてらっしゃる人ではなくて
事実を書いてらっしゃる人をチョイスしていくというのがいいかもです。
私がよく読むブログは精神科のドクターのものや 臨床心理士さんが書かれているものです。
そこには事実が書かれています。
私の言う事実とは 学者が研究をして実験をして発表をしたことです。
事実に基づいた記述はやはりとても勉強になります。
人ってね やっぱり欲もあれば歪みもあります。
それで普通です。
私のような仕事をしていると ほんと、いろんな人がいるなぁ…と、思い知らされます。
例えば 大人であるのに 概念化ができていない人。
概念化とはわかりやすく言えば、犬と猫を分けることのできる能力です。
小さい子どもは 犬と猫を分けることができません。
ある程度大きくなって脳が発達してきてから、犬と猫が分けられるようになります。
発達するほど 高次な概念化ができるようになってくるわけです。
で、一番高次な概念化は、同じ人間でも その人の立場によって
見る視点や考え方や 行っている内容は変わってくることが分かること。
例えば先生と生徒では役割も責任も知識も違うわけで
それぞれ その立場からの発言をするのが当たり前なわけですが
概念化がわかりにくい生徒であれば、先生の立場から見た考え方ができないわけで
全て自分と同じである…という認識をするのです。
たまにいません?専門家の書いている事実に
自分の意見をぶつけて言って その意見には反対だ…って、書いている人。
こう言う人は 立場の違いがわかっていないのです。
事実と意見は違うことが わかんないんですよね。
一例をあげましたが、人は人の数だけ経験があり、歴史があり、その人なりの物語があり
その物語は 皆さんの物語とはまた違うものであるのです。
ですので 物語や自分の経験を書いてらっしゃる人ではなく事実を書いている人。
要は癒されるものではなく、わかるわかると思うものではなく、前に進ませてくれるもの。
なるほど。そういうことか…と思うもの。
心のどこかに引っかかって、ずっと考えてしまうものがベストだと思います。
そして、その人に相談なさった経験のある人がいれば
直接聞いてから依頼なさるということがいいかも…と私は考えています。
最後に いろんなことを言う専門家がいます。
その中で
「待ちましょう」
というものもあります。
これは間違いではありませんが、お母さんにとってはたぶん
一番苦しいチョイスになります。
ただ待つのは ほんとしんどい。それだったら 何かやっている方がましなのです。
しんどさは多くは親の歪みのせいなのですが(これは 子どもに原因があることもあります。)
その歪みを取る作業もせずに待つわけですから、めちゃくちゃしんどいと思います。
それに 長引きます。
でも、お母さん自身が 「待つ」って決めて、その決断に責任を持つ覚悟を決められたとしたら
それはそれで とても立派なことでありますので
私は陰ながらですが 心から応援させていただきます。
だってかっこいいですものね。
そう言う男前な人、めちゃくちゃ好きです。
本日のまとめ
不登校初期と同様に 不登校が長引いている場合でも、1年以上お子さんに変化が出なければ
相談期間を変えてみたほうがいい。
そして 相談期間は ネットで探さずに 紹介や経験者に聞いて、決めたほうがいい。
経験や意見を書いているサイトよりも 事実をかいているサイトを探してねん。
必要な人に届きますように。
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