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ママ応援コラム

自分をどうにかする方法

「子育て」ではなく「子育ち」なのです

中3男子のいるママとの面談でのお話です。

子どもは見守るのが一番いいとはわかっているけれど、
心が、もやもや、モヤモヤしてらっしゃる様子。

「せめて、何考えているかわかると安心なんだけど…」

と、そんな風に仰るので、それはなぜか伺ってみました。

親は、子どもの将来に責任を感じなくてもいいのよ

もし、息子さんが、

「高校に行くつもりはないよ。
 ずっと、家に ひきこもっていようと考えている。」

と言ったらどうしますか?
と、お聞きすると、

「高校へ行かなくても就職するように言います。」

と教えてくださいました。


「お子さんに助言したり方向付けをするための情報として、
 お子さんの気持ちが知りたいということですか?」

と、お聞きすると、

少し間をおかれて、

「そうかもしれません。」

と、仰いました。


このお母さんは、
「子育て」をとても大切な自分の仕事だと、
考えていらっしゃったようです。

なので、今までとても真剣にやってこられましたし、
これからも、ちゃんと育てなくちゃ…の姿勢が抜けきれないんですよね。


でも、実は、
「子育て」ではなくて「子育ち」なんです。


子どもは、自分の車は自分で運転します。
自分の行きたい方向へ車を走らせて行くことができるのです。

親は、しっかりと自分の車を運転しつつ、
ときどーき、子どもが道を誤りそうになった時だけ、
声かけする程度で大丈夫なのです。


そして「育ち」の結果は、
親が引き受ける責任はありません。

結果は子どもの責任です。


そりゃ、たまーに、
危険でもない道を危険だと言い(勉強しろということなど)
危険な道を危険だと言わない(人道的に許されないことなど)
少し、勘違い気味の親もいらっしゃいます。


そんな場合は、
どうかなぁ…と思うことはありますが、
それ以外は、全部、全部、子どもの責任なのであります。

だからね、
そんなに、そんなに責任を感じなくてもいいのです。

自分の人生、生きていますか?

そして、子どもの結果に親が責任を感じすぎていると、
自分の車の運転が、なおざりになっていることが多いのです。

「自分の人生、自分の生きたいように生きてますか?」

そんなお話から、
このお母様の生きたい人生を探り出していきました。

・グループで活動することが好き。
・感情を分かち合うことが好き。
・自分が舞台やコンサートで元気をもらうので
・自分もそんな活動をして元気を与える人になりたい。

これが、このお母さんの喜びを感じることができる生き方でした。

いろいろと話していると、
ゴスペルの経験もある方ですし、
今は、リサイクル商品を作って
社会に提供する活動をお友達とぼちぼち始めていかれているようです。

自分の生き方に近いですよね。

これからは、自分の人生楽しめるように、
しっかりとご自身の車を運転する方向へシフトしていってくださるとうれしいなぁ…。
そんな風に感じています。

人は人、自分は自分

いろいろ言う人いるけどね、そんなのは気にしなーい。

お子さんの不登校を通じてですが、
このお母さんには素敵な仲間ができたのですものね。

みんな、このお母さんが頑張っていること、しっかりとわかっていてくださいます。


信頼関係のとれるお仲間ができたせいでしょうか、
それとも、お子さんの気持ちを感じ取る生活に変わられたせいでしょうか、
不思議な変化も起きました。

今まで「ありがとう」と言われることが、
苦手だったお母さん。

でも、近頃は、
素直に嬉しく感じられるようになってこられたんですって♪

こんなお話を聞かせていただくと、私もとっても嬉しいです。

お子さんとしっかり距離をとれる、
大人なお母さんを目指してくださいね。
このコラムは、当法人相談役である谷田ひろみの私設ブログより、特にすぐ実践できるようなものを抜粋し、加筆・修正して掲載しています。
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