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子どもが元気になる
話の聴き方を学ぼう
話を聴いてもらうと、心がスッキリしませんか?
本来、人は話をしたい生き物で、自分をわかってほしい願望をもっているといわれています。
しかし、相手の話に、耳、目、心を傾け、相手を理解し感情に共感しながら聴くことは、なかなか難しいものです。
家族は子どもの最高のサポーター。ママに話したい!と子どもが願うママを目指して、一緒に「傾聴」を勉強しましょう。
傾聴ってなあに?
傾聴とは、アメリカで一番有名な心理学者である故カール・ロジャーズが生み出した、話し手さんの心を強くすると言われる話の聴き方です。相談業務を担う人が、クライエントさんや相談者さんの話を聴くときの基本姿勢ともいわれています。
この聴き方で話を聞いてもらうと、人は自分でも気づいていなかった自分の気持ちに気づき、自分自身で悩みや問題の解決をしていけるといわれています。
相手の話を、耳、目、心を傾け、相手を理解し感情を受け止めながら、丁寧な態度で聴くことが大切となります。
学校が苦手な子のママに、傾聴をお勧めする理由
ママが話を聴く(傾聴をする)事により、子どもたちが自分自身を理解し、受け入れていく事ができるようになり、その結果、心を強くするというゴールを目指しているのはもちろんですが、傾聴を学ぶという事は、お母さん自身が成長していかれるプロセスでもあるのです。
人が成熟すると、様々なことが気にならなくなって、とても楽に生きることができるようになります。そして、成熟した人に話を聞いてもらうほど、傾聴の効果が高いと言われています。
つまり、ママの成長により、家族みんなの成長を促し、家族みんなが楽に・幸せに・楽しく生きることができるという循環を作り出します。これが、学校が苦手な子のママに、傾聴をお勧めする理由です。そして、そこには辛くて苦しい思いをした分、みんなで幸せになろうね、というファミラボの願いも共にあるのです。
セミナーとはどう違うの?
ファミラボでは年に一度、学校が苦手な子のママの全国大会として、専門家や研究者、当事者などをお呼びしてママたちに日々の生活に参考にしていただけるような講演会・ワークショップを開催しています。
例年、日本全国から100名以上のママたちが集まって、一緒に学びます。
これ以外にも、各拠点主催で開催する事もあります。
これまでの開催実績
- 不登校の子の気持ちを体験してみよう(臨床心理士:谷田ひろみ)
- 僕たちが不登校の時に欲しかったもの(当事者体験談)
- お家でできるソーシャルスキルテクニック(臨床心理士:谷田ひろみ)
- 母親ノート法の心(京都大学名誉教授:東山紘久先生による講演会)
- ポジティブ行動支援で心を元気に(畿央大学:大久保賢一先生)
- 子どもを伸ばす視覚支援の実際(おめめどう社長:奥平綾子氏)
傾聴勉強会はどんな感じなの?
ワークショップ形式で行います。話すことは、何でもかまいません。その時、話したいことを、自由に話します。ケースは人それぞれですが、皆、同じく不登校を経験していますので、普段話しにくいことや愚痴なども気軽にお話しください。
場合により、お子さんに合わせたアドバイスや役立つ情報を受けることもできます。
トレーニングの方法は、2人一組で聴き手、話し手となり、実践的に傾聴を学びます。
聴き手は、話し手に興味を持ち、気持ちに共感しながら聴く練習、話し手は、話を聴いてもらう心地よさを体感します。
どんな気持ちをわかってもらいたいのだろう?
何をしたいのだろう?
どうなりたいのだろう?etc.
こんな風に、相手に興味を持って話を聴けるようになることを目指します。
傾聴は、一朝一夕に身につくものではなく、初めから出来る人はほとんどいません。
練習だから失敗してもOK。仲間と共に学ぶ時間は実りの多い時間です。
傾聴ステップアップ表
STEP01
リラックスをする練習をしましょう
「ちゃんと」や「きちんと」を手放し、自分への意識を離し、相手に集中して、話を聴いてみましょう。
STEP02
相手に合わせた相槌を打ちましょう
話し手の声の大きさ・話のスピード・口調に合わせた相槌を打って、話を聴いてみましょう。
STEP03
同感と共感を分けましょう
同じ体験をしても、感じ方は人それぞれです。この人はどう感じたのだろうという事に興味をもって、話を聴いてみましょう。「わかる。わかる。」は同感です。
STEP04
ドアオープナーを使ってみましょう
「それで?」「その時どう思ったの?」など 相手の話を促す相槌を使ってみましょう。
STEP05
オウム返しを使ってみましょう
相手の話 又は 言葉 を、そのまま返す事をしてみましょう。
STEP06
言い換えにチャレンジしてみましょう
相手の言った事をコンパクトにまとめて、あなたが言いたかった事は、〇〇という事ですか?と 確認してみましょう。
STEP07