傾聴勉強会・セミナーってどんなことするの?
【傾聴って何?】
傾聴とは、アメリカで一番有名な心理学者である故カール・ロジャーズが生み出した、話し手さんの心を強くすると言われる話の聞き方です。相談業務を担う人が、クライエントさんや相談者さんの話を聞くときの基本姿勢ともいわれています。この聴き方で話を聞いてもらうと、人は自分でも気づいていなかった自分の気持ちに気がついて、自分で悩みや問題の解決をしていけると言われています。
【学校が苦手な子のママに、傾聴をお勧めする理由】
ママが話を聴く(傾聴をする)事により、子どもたちが自分自身を理解し、受け入れていく事ができるようになり、その結果、心を強くするというゴールを目指しているのはもちろんですが、傾聴を学ぶという事は、お母さん自身が成長していかれるプロセスでもあるのです。
人が成熟すると、様々なことが気にならなくなって、とても楽に生きることができるようになります。そして、成熟した人に話を聞いてもらうほど、傾聴の効果が高いと言われています。
つまり、ママの成長により、家族みんなの成長を促し、家族みんなが楽に・幸せに・楽しく生きることができるという循環を作り出します。これが、学校が苦手な子のママに、傾聴をお勧めする理由です。そして、そこには辛くて苦しい思いをした分、みんなで幸せになろうね というファミラボの願いも共にあるのです。
家族は子どもの最高のサポーターです。
自分のサポート力を上げたいママさん、ぜひチャレンジしてみてください♪
【傾聴ステップアップ表】
1) リラックスをする練習をしましょう。
「ちゃんと」や「きちんと」を手放し、自分への意識を離し、相手に集中して、話を聴いてみましょう。
2) 相手に合わせた相槌を打ちましょう。
話し手の声の大きさ・話のスピード・口調に合わせた相槌を打って、話を聴いてみましょう。
3) 同感と共感を分けましょう。
同じ体験をしても、感じ方は人それぞれです。この人はどう感じたのだろうという事に興味をもって、話を聴いてみましょう。
「わかる。わかる。」は同感です。
4) ドアオープナーを使ってみましょう。
「それで?」「その時どう思ったの?」など 相手の話を促す相槌を使ってみましょう。
5) オウム返しを使ってみましょう。
相手の話 又は 言葉 を、そのまま返す事をしてみましょう。
6) 言い換えにチャレンジしてみましょう。
相手の言った事をコンパクトにまとめて、あなたが言いたかった事は、〇〇という事ですか?と 確認してみましょう。
7) 相手の話を聴きながら、自分の体感覚を感じてみましょう。
【セミナーはどう違うの?】
NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボでは、年に一度、学校が苦手な子のママの全国大会として、専門家や研究者、当事者などをお呼びして、ママたちに日々の生活に参考にしていただけるような講演会・ワークショップを開催しています。
例年、日本全国から100名以上のママたちが集まって、一緒に学びます。
これ以外にも、各拠点主催で開催する事もあります。
(これまでの開催実績)
・不登校の子の気持ちを体験してみよう(臨床心理士:谷田ひろみ)
・僕たちが不登校の時に欲しかったもの(当事者体験談)
・お家でできるソーシャルスキルテクニック(臨床心理士:谷田ひろみ)
・母親ノート法の心(京都大学名誉教授:東山紘久先生による講演会)
・ポジティブ行動支援で心を元気に(畿央大学:大久保賢一先生)
・子どもを伸ばす視覚支援の実際(おめめどう社長:奥平綾子氏)