12月9日「ファミスペ 2023 in 愛知」の報告です
12月9日、愛知のオリナス一宮にて「ファミスペ 2023 in 愛知」を開催しました。
セミナーには、全国各地から約120名の方にご参加いただきました。
遠方からご参加くださった方、勇気をもって初参加してくださった方、なかなか会えない仲間に会えた方、それぞれの思いがあふれるとても素敵な一日でした。
セミナーの第一部では、「不登校・お家生活中の子どもを知ろう~体編~」というテーマで当法人の相談役である谷田がワークショップを開催しました。
自律神経から考える心と体の状態を知り、まずは私たちが実践できるようにというお話を聞きました。私たち大人の状況が子どもたちに与える影響は大きく、自分が落ち着くことで子どもたちも落ち着くことができるんだなと希望がもてました。
第二部では、児童精神科医の関正樹先生に「子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう?」というテーマでご講演いただきました。
インターネットやゲームについて私たちは心配になってしまうことが多いと思いますが、関先生のお話から、子どもたちにとってのゲームやインターネットの意義、付き合い方のヒントをいただけたのではないでしょうか。
第三部は、谷田によるワークショップ「不登校・お家生活中の子どもを知ろう~心編~」でした。「不登校」は子どもにとっては「喪失体験」ということで、私たちも子どもたちと同じ感情体験をしました。終わるころにはキューっと苦しく、切なく、涙があふれていました。子どもたちの心を知ることで、今後のかかわり方を見直したり、子どもたちの成長を応援したりできるようになりたいなと思いました。皆さんはいかがでしたか。
ご参加いただいた皆様、感想を寄せてくださった皆様、本当にありがとうございました。また、当日の会場設営や後片付けにご協力くださった皆様にも心より感謝申し上げます。
そして、残念ながら会場に来られなかった皆様やいつもファミラボを応援してくださる皆様には、来年のファミスペでお会いできることを楽しみにしております。
2024年は、関東開催予定です。
たくさんのご感想をいただいた中から、一部を抜粋して掲載させていただきます。
[第一部(ワークショップ 体編)の感想]
・みんさんのワークショップでは、体の状態と色の関係がとてもわかりやすかったです。これからは今、目の前にいる子どもはどの色なのかな、どうしてほしいのかな、など観察することを意識したいと思います。また自分が緑の状態(ご機嫌さん)になるものをたくさん増やしていき、もっと幸せな時間を作るぞと思いました。ありがとうございました。
・子どもたちの心と身体について自律神経から考え、赤、緑、青にわけてそれぞれの状況を把握したり関わり方を考えたりすることがとてもわかりやすかったです。自分が緑でいると子どもも緑になれるということに希望がもてました。ストレスコーピングできるようにお気に入りのもの増やしていきたいと思います。
[第二部(関先生の講演)の感想]
・子どもたちにとって、ゲームの世界がどのように見えているかがよくわかるお話でした。 ゲームのことをよく知らない大人たちは、子どもたちの(大人にとって)望ましくないと思われる行動をゲームのせいにしてしまっている。そんな感じがします。 優しいわかりやすいお話でした。 ありがとうございました。
・とてもわかりやすくやさしい口調での講演だったので興味を持って聞くことができました。 親の立場でできることを具体的に教えてもらえたのでこれなら実践できるかもと思いました。
・先生のわかりやすく優しい話し方がスッと耳に入ってきました。子供がゲームの話を一生懸命してきた時に、否定しないで聞くのでいいというのは安心材料になりました。(ゲームを知ってないとつまらない?と勝手におもいこんでいたので) そして、冷静になれるようなコーピング行動をとるというのは、まず大人ができるようにしたいとあらためて感じました。 今はゲームについては否定的な考えはないので、先生の話でさらに安心して子どものゲームを見守れそうです。
[第三部(ワークショップ 心編)の感想]
・心を知るワークは泣けてきました。子どもの喪失体験を体で感じられました。
・不登校の子どもの喪失体験は、とても貴重な体験となりました。涙が自然と溢れました。大切な物を失って行く恐怖は、何とも言えない感情になりました。不登校になりあの時の息子の表情は、こんな思いだったのだろうと思うと、もっと息子の心を抱きしめてあげれたら良かったと、後悔しています。
・子どもの気持ちや体験をわかりやすく説明して下さり、また実際に子どもがどんな体験をしているのかをワークで体感する事ができました。