column

ママ応援コラム

不登校について

届け!当事者の声!

クライエント様の小学校6年生の男の子が書いた卒業アルバムの原稿を、
ご本人とクライエント様のご許可をいただいて掲載いたします。

当事者の声

僕は、人一倍緊張するから学校に行けていない。学校に行くのは週に1回くらいだ。

学校に行くときは理科の時間に教室へ行くことが多い。教科書では、学んだことを想像でしか学習できない。想像することは僕にとってとても難しい。しかし、実験では、実際に見ることができる、触れることができる。また、班で実験の準備をしたり、観察したりすることができる。それは、学校に行く時間や、教室にいる時間がとても少ない僕にとって、教室のみんなとふれあえるとても貴重な時間だ。

しかし、教室に入るということは緊張をともなう。それは、どうあがいても逃げられないものである。だが、緊張は和らげることができる。先ほど書いたように僕は想像することが苦手である。教室でのみんなとのふれあい方も想像できない。だから、ほかの場で人とふれあい実際に体験することで緊張するのも悪いことではないと思えるようになってきた。

だから、人とふれあえる時間はとても貴重で大切だ。それは、これからも変わらない。


彼は、かなり早い段階で学校に行けなくなりました。
でも、ご家族の理解もあって、そんなに罪悪感を感じずに今まで過ごしてこられました。

お母さんはフリースクールを探して、通わせようとしましたが、そこも合わなかった。
でも、塾だけは休みながら、遅刻しながら、そして早退しながら頑張って続けてこられていて、

特に夏、お母さんが「共感コミュニケーショントレーニング」を受けられてからというもの、
お子さんの理解がより進み、
お子さんに合ったコミュニケーションの取り方を、お家で取り入れられるようになり、
周りにも、上手に「助けて」を出せるようになって来られるようになり、
最近、ますます子どもらしく、元気になっていた様子を会話記録を通じて、拝見しています。

登校できるかどうかはわからないけれど、本人の希望で中学受験もする予定です。

子ども自身が自分を理解していないことがほとんどです

学校の苦手な子の全部が全部とはいいません。

でも、彼のように、

緊張が強かったり、
言葉がストレートに突き刺さるように入ってきてしまったり、
想像することが少し苦手であったり、
集中したら、凄い集中力で周りが気にできなくなったり、
がやがやするところで、大きな疲れを感じてしまったり、

そんな子が多く存在しています。


でもね、こういう様子は見えない事ですよね。

本人も、自分がそういう子であるという事を、
理解していない事がほとんどなんです。

なので、学校に行けない自分を責めてしまっている。

凄く悲しいことだと私は考えています。

信頼関係と安心と

こういう子たちの特性は、
信頼関係が作り出す安心感で緩む場合も多いといわれています。

そして、親がその特性を認めていく事で、
自分自身も、自分の特性にOKを出せるようになっていきます。

なので、私はママたちに、

子どもたちと信頼関係を作ってね。
子どもの心の中に心のお母さんを作ってね。
心のお父さんを作ってね。

と、その方法をお伝えしているわけです。


この作文を学校に提出した時、
担任の先生やスクールカウンセラーさんはとても感動してくださり、

「私の知らない世界を教えてくれてありがとう。」

という言葉をお子さんに伝えてくださったそうです。
このコラムは、当法人相談役である谷田ひろみの私設ブログより、特にすぐ実践できるようなものを抜粋し、加筆・修正して掲載しています。
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