生きるために寝る・生きるためにゲームする
学校が苦手な子のママたちとお話ししていると
昼夜逆転とゲームのお話がよく出ます。
いろんな考え方があります。
生活のリズムを整えることが大切。
そんな風に言う専門家やドクターもいますし
お子さんによっては
本当にそのようにした方がいいケースもあります。
ですが、学校に行けていない子の多く、
特に元々まじめな子や思春期に差し掛かったお子さんは
ある意味、生き続けようと、苦しみを紛らわせるために
寝て、ゲームをしている。
そう言えるかもしれません。
特に軽い抑うつ傾向になると 夜は神経が昂ります。
寝ようとお布団に入っても悶々とする時間が長く
いろいろと考えてしまって 本当に苦しくなるようです。
いたたまれない不安。
消えたいような気持。
理想と現実とのギャップ。
よみがえる過去の思い出。
ママたちが思っているよりうんと
子どもたちの無意識レベルは苦しんでいる。
なので、ついつい
自然に寝落ちするまで、何かで気を紛らわせているのかもしれません。
苦しみには「問題」と「神秘」の二つの次元があると
20世紀のソクラテスと言われた哲学者ガブリエル・マルセルは言いました。
客観的に見て知識や技術で解決できる苦しみが「問題」
コントロールすることも把握することもできない苦しみを「神秘」
そんな風に名付けたのです。
不登校。
特に思春期のそれは「神秘」に当たるといえます。
そして神秘に対峙するときは
自分の限界を認めることが大切だとガブリエルは強調しています。
学校に行けていない事実を認めること。
これは 子どもたちにとっては
清水の舞台から飛び降りるより怖いことです。
でも、実際は、それを認めたとしても
実は死ぬわけでもない、
ほかに道はいくらでもある、大したことではないことであります。
周りの温かい応援と
ほんわかとした雰囲気。
安定した家庭環境が
子どもたちに事実を認める勇気を作り出していくのです。
そして、事態をあるがままに受け止めて眺めれば
苦しみに埋没することなく
新たな段階へ踏み出すことができるんですね。
まずはママやパパが
新たな段階へ踏み出してくださいね。
そして、お子さんが勇気を出して踏み出すのを
ゆっくりと温かく待ってあげてほしいのです。
必要な人に届きますように。
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