7月11日 on-line岡山セミナー「それぞれの不登校と不登校の気持ち体験」の報告です。
2020年7月11日(土)10時よりオンラインzoomにて岡山セミナー「それぞれの不登校と不登校の気持ち体験」を開催いたしました。
申し込み開始からあっという間に満席になってしまいましたが、急遽みんさんからのご提案でキャンセル待ちの方も全てご参加いただき、合計33名で行いました。
「それぞれの不登校」では年代別に、お子様の状態とお母さんがどのように関わって今はどうなっているのかをお話しいただきました。頑張っている仲間や先輩がいることを身近に実感できたと思います。
「喪失体験」では実際に不登校の子どたちがしているのに近い体験をすることができました。解っているつもりでいても、実際はこんなにも辛く悲しかったんだと知ることができたとの感想もいただいきました。
オンライン開催ということで、色んな地域の方々からの参加がありとても充実したセミナーでした。そしてご参加下さった皆さんから沢山の感想をいただきました。
◆前半のお話の中で印象に残った言葉は「自分を見張る」でした。子供の状態が落ち着いていても、環境が変わる時にしんどさを感じる。そんな時の子供の伴走を出来るよう、自分自身ぶれないよう学び続けていくこと、とても大事だと知りました。後半の喪失体験ですが、大事なものを手放していく過程がとても辛く感じました。最後どうしても手放せませんでした。でも自分がこの世から去る時に全てを手放し1人になる。その瞬間ふわっと軽くなり天に登る感覚を感じました。この手放した後に何かが始まるんだろうなと思いました。これは貴重な体験でした。
◆それぞれの不登校では、不登校でも大丈夫なんだと思った反面、やはり母の努力が必要不可欠なんやなと責任の重さを痛感しました。喪失体験は本当に辛かったです。でもこんな辛い思いをしている我が子、そしてまだ途中段階の苦しみの中にいるのかと思うとなんとも言えない、胸が締めつけられる思いでした。
◆それぞれの不登校、なんて皆さん肝が据わってお子さんのために頑張ってこられたのだろうと、驚きました(涙)世間の目、よりも子供を守らなければですよね。自己流は、楽するやり方。子供を見張らないで、自分を見張る。など、有難い言葉にも出会えました。喪失体験、初めての体験で、学校に行きづらい子供、こんなに辛い悲しい世界にいたのだと分かり、もっと優しく関わりたいと思いました。
◆喪失体験で、感じた失うものの辛さは、身をさける想いでした。だから、娘は自分を傷つけて自傷行為をしていたのだと、ハッとしました。生きようと必死でもがいていたのだと思いました。それと同時に、手放した時の楽になる感覚にはまだ及ばない自分がいる事も理解できました。私自身、娘にこだわって最後まで捨てられずにいるのだと思います。
◆「それぞれの不登校」では、みんさんから、お子さんがいろいろありながらも社会復帰できている過程を聞いて希望を感じました。同時にお母さん達の並々ならぬ頑張りに、まだまだ自分は足りないなぁと改めて思いました。「喪失体験」は初めてだったのですが、とにかく悲しくて、こんな想いを息子はしていたんだと分かりました。
◆初めての喪失体験のワークはとても衝撃でした。今までカウンセリングを受けたり傾聴を学んだり本を読んだりして、子供の気持ちを理解しようと努めてきたつもりでしたが、今日の体験に勝るものはありませんでした。ただ学べたと同時に、これほど苦しい体験をしている我が子にこれからどう接したら良いか…と怖さや迷いが出てきました。
◆「それぞれの不登校」では子供が少し元気になると不要な言葉だしをしていた自分を省みて、改めて黙って伴走することの大切さを感じました。また「喪失体験」のワークでは体感は胸の辺りがどぉ~~~んと重く、息を吸っても、なんだか吸えてないような…息苦しさがありました。自分の大事なものを無くしていくことに、今思うと頭もパニックを起こしていたのかなと思いました。頭は忙しなくぐるぐると焦っていて、どうしょう!もう無くしたくないのに!という思いで、どんどん追い詰められていきました。
◆ 喪失体験で子どもの辛さをしっかりと受け取れなかったので、まだ自分の中で受け入れきれない何かがあるように感じました。みんさんの事例もうちの子と全く同じではなかったので若干不安が残りましたが、みなさんどんな場合も前に進むことができていらっしゃることが分かってよかったです。
◆ 前半の年代別のケースを聞けたことは今後の参考にもなりました。後半は喪失体験。こちらは二度目でしたが前回とは感じ方が違い、重く沈んだ気持ちになった私でしたが、子ども達はまだこの真っ只中にいるんだと言う言葉ににハッとさせられました。学校が苦手になり一番ツラいのは本人達なんですよね。
◆ セミナー前半の不登校のお子さんたちの事例は興味深く聞かせていただきつつ、ときどーき脱線するみんさんのお話も楽しかったです。脱線話も大好きです。後半の喪失体験のワークは、私は初めてでした。ワーク直後は体は重いけれど心は静かでした。不思議です。
何度もワークを体験されている方もいらして、そういうワークは1度だけやるものと思っていたので、『何度もやるのもありなんだな』と気づきました。
ここではほんの一部しか紹介できませんが、温かく心のこもった感想を本当にありがとうございました。
そして、今回みんさんからの宿題がありました。「あなたの命が3ヶ月だとして、大切な人へお手紙を書いてみませんか?」自分を見つめ直すためにもぜひ取り組んでいただけたらと思います。
岡山/広島ママの会では2か月に1度傾聴勉強会を開催しています。
次回の岡山傾聴勉強会は9月12日(土)10:00~12:00です。
また、お会いできることを楽しみにしています。