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呪縛に気づき解き放たれる。

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こんにちは、みんです。

 

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いきなりですが
アルコール依存症のお話から入ります。

アルコール依存症の治療は
まず、自分がアルコール依存症であることを
認めないと始まりません。

でも、認めちゃうと 治療に入らなければなりません。
情けない自分と出会うことにもなります。

心のよりどころであるアルコールと
決別宣言をしなくてはなりません。

ある意味「喪失体験」であるわけです。

話は変わりますが
死の専門家と言われる精神科のドクター
エリザベス・キューブラー・ロス先生は

死の受容。
つまり 寿命宣告された方が
自分の死を受け入れる段階を次のように説明されています。

第1段階 「否認」
患者は大きな衝撃を受け、自分が死ぬということはないはずだと否認する段階。「仮にそうだとしても、特効薬が発明されて自分は助かるのではないか」といった部分的否認の形をとる場合もある。

第2段階 「怒り」
なぜ自分がこんな目に遭うのか、死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階。

第3段階 「取引」
延命への取引である。「悪いところはすべて改めるので何とか命だけは助けてほしい」あるいは「もう数ヶ月生かしてくれればどんなことでもする」などと死なずにすむように取引を試みる。神(絶対的なもの)にすがろうとする状態。

第4段階 「抑うつ」
取引が無駄と認識し、運命に対し無力さを感じ、失望し、ひどい抑うつに襲われなにもできなくなる段階。すべてに絶望を感じ、間歇的に「部分的悲嘆」のプロセスへと移行する。

第5段階 「受容」
部分的悲嘆のプロセスと並行し、死を受容する最終段階へ入っていく。最終的に自分が死に行くことを受け入れるが、同時に一縷の希望も捨てきれない場合もある。受容段階の後半には、突然すべてを悟った解脱の境地が現れる。希望ともきっぱりと別れを告げ、安らかに死を受け入れる。「デカセクシス(Decathexis)」とロスが呼んだ状態である。この状態で最期の言葉を残すことが多い(例:ゲーテ「もっと光を」、夏目漱石「もう泣いてもいいよ」)。

Wikipediaから引用

(エリザベス先生の書かれた順番をすっ飛ばして進まれる方も
中にはいらっしゃるようですが^^)

私はどんな小さな喪失体験でも
これと同じような道筋をたどるような気がしています。

久しぶりに、私の母に登場していただきます。

(ごめんよ、母ちゃん)

我が家の親戚に 母と結構仲良しの
母より少し年上の叔母がいます。

正確には父の姉に当たる人です。
叔母は諸事情により 生まれてすぐに親戚の家に養女に出されました。
ここで、父とはいとこ関係になったのです。

いとこと言っても 近所に住んでいたので
まるっぽきょうだいのように育っています。

なので仲はいいわけであります。
そのもらわれていった先の 長男がものすごーく出世いたしました。

で、叔母は 超お嬢様…感覚で育った人でありますので
お金の価値観が母とは少し違います。

特に美容に関しては

「だって、お化粧品代に 月○万円ぐらいはかかるでしょう~」

って叔母の発言を聞いて
叔母が帰ってから後 母はよく毒づいておりました。

母の中では お化粧品に1ヶ月○万円使うという価値観が
受け入れられなかったのでしょうね。

でも、でも
今、よくよく考えてみると
母は羨ましかったのだな…ということがわかります。

うちの母もすごくオシャレな人でありまして
美人でありましたので
綺麗にしたい。綺麗でありたい。という気持ちは
とても強かったのだろうと思います。

でも、よい母・良い嫁であらねばならない価値観が
その本来の欲求を 押さえ込んでいたのでしょう。

なので、お化粧品代に1ヶ月○万円使う叔母が
羨ましかったのかもしれません。

だから 毒吐きという形で 現れて来ていたのでしょうね。

で、それを聞かされている私も
「うんうん」と頷きながら
同意し、さらに 良い嫁、良い母とはという価値観を
同時にすり込んでいったのだと思います。

この時にもし、母が

「私、羨ましいって思ってるんだな。叔母に嫉妬しているんだよな。」

という本音を素直に受け入れて
そう言う言葉を私に伝えてきてくれていたとしたら
私は こんな妙な刷り込みの影響を受ける必要なかったわけです。

子どもが何らかの問題を起こしたとき
母親である私たちは
ある意味「良いお母さん」「良き妻」という立場を
喪失する体験に直面するのかもしれません。

と、同時に「良い娘」「良い人」「優れた人」という立場も
喪失する試練に見舞われることもあるかもしれません。

今まで一生懸命頑張ってきたこの立場を喪失するのって
ほんと、怖いですね。

自分自身のアイデンティティを再構築することにもなるのですから。
自分自身のアイデンティティって
自分で自分に貼ったレッテルなんです。

自分はこんな人であるってレッテルを貼って
そうなるように そうでいられるように 一生懸命生きてこられた。
それを覆すことは 今までの人生否定することになるのですもの。

でもね、どうなんでしょう。
それは アルコール依存症患者がアルコール依存を認めて
アルコールの呪縛から解放される方向へ向かうのと同じく

良い母 良い嫁 良い娘の呪縛に縛られていた人が
そのことから解き放たれて
ひとりの人間として輝き出す第1歩になるのでは…と
私は考えているのです。

で、お母さん自身が自分に呪縛かけてると
子どもも自分に呪縛をかけちゃう。

だって 子どもは 良い嫁、良い母、良い娘でいるための
一つのツールとしては 欠かせないもんなのだもんね。

そう、頑張っているお母さんは 自分がそれを認めてもらうために
無意識に子どもをツールとしてとらまえていて
だから、子どもをコントロールしたくなるのであります。

自分を認めちゃって…。

私は良い嫁だと 誰かに認めて欲しいんだ。
私は良い母だと 誰かに認めて欲しいんだ。
私は良い人だと 誰かに認めて欲しいんだ。
私は優秀な人だと誰かに認めて欲しいんだ。
後ろ指差されたくないんだ。

はじまりは そこからかもしれません。

最後に
AA(アルコホーリクス・アノニマス)という
アルコール依存症の方たちが参加される自助グループで
いつも最後に読み上げられる詩をご紹介しますね。

これは ニーバーの祈りという詩で

God, grant me the serenity
to accept the things I cannot change,
the caurage to change the things I can,
and the wisdom to know the difference. 

神さま、私にお与えください
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものは変えていく勇気を
そして、二つのものを見分けるかしこさを

変えられるのは 自分と自分の未来だけなんだよね。

 

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追記;今朝のmixiで 自分が言語理解が少し苦手かも…って気づかれて
日記に書いておられたクライアント様がいらっしゃいました。

苦手を認められると謙虚になる⇒丁寧に言葉と関わるようになる
⇒するとそれが 逆に強みになる。

等身大の自分を受け入れることが 始まりなんですよね。
みなさん 本当の意味で強くなってこられているのを感じています。(*゚▽゚*)

必要な方に届きますように。

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