イメージって怖いよね~!!
こんにちは、みんです。
先日のことです。
娘がいきなり
「有利」の意味を聞かれたらなんて答える?
と、聞いてまいりましたので
何かを達成するために、役にたつ情報や物を持っていることかな?
みたいな返答をいたしましたら
そうやんな~と、
あった事を ぼちぼちと話し始めてくれました。
娘はとある方から
「〇ちゃんは有利やよね」
と言われたそうなのですが
彼女の中では 「有利」という言葉は
「ずるい事」というようなイメージがあったため
その言葉を素直に受け取ることができなかったそうなのです。
そして
「イメージ」って怖いなぁ…
と、しみじみと申しておりました。
では、イメージとはいったい何なのでしょう。
日本語で言うと
心的表象
つまり、「知覚」したイメージを記憶に保ち、
再び心のうちに表わす作用の事を言います。
そして、「知覚」とは動物が外界からの刺激を感じ取り、
意味づけすることであります。
わかりやすく言うと、何らかの刺激を感じ取って
その刺激に意味付けしたものを
思い浮かべることなのです。
例えば「りんご」という3文字を聞いたり見たりすると
大抵の皆さんは赤くて丸くて甘酸っぱいものを
思い浮かべられる事でしょう。
これがイメージです。
ところが人によって 刺激を受ける時期も
それに対する意味付けも違ってきます。
ということで、
皆さんが持っているイメージは決して唯一無二の事実ではなく
個々に主観的なものであるのです。
たまに、自分の持っているイメージを
「事実」だと勘違いなさっている方がいらっしゃいます。
私たちの仕事において多いのは
「精神年齢」や「発達特性」という言葉です。
「精神年齢」が低いという言葉を聞くと
人を見下げた感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
そして、「精神年齢」が高いと聞けば
しっかりしていたり
人格レベルが高いイメージがありませんか?
ところが言葉は発した人のイメージを想像して
聞き手はキャッチすることが正解です。
言葉はただのツールであって
発し手のイメージを正確に受け取ることがコミュニケーションです。
発し手がとてもニュートラルに発していたとしたら
受け取り手もニュートラルに受け取ると
スムーズなコミュニケーションをすることができますし
発し手が見下げた感じで使っていたとしたら
見下げて取るとスムーズなコミュニケーションと言えるでしょう。
それは口調や表情
そして、それまでのいきさつを加味して受け取れば
大抵の場合、スムーズなコミュニケーションを取ることができますが
それがもし、わからない時には
必ず相手に確認してみる。
この事をお勧めしたいのです。
例えば↑の娘の場合
「有利」という言葉をずるいイメージのまま受け取ってしまい
発し手のことを悪く思ってしまうと
それは発し手さんにとって めちゃくちゃ迷惑な話です。
そして、娘は自分のイメージに疑問を持ったからよかったのですが
疑問を持たなかったとしたら
自分の中でもいろんな事で「モヤモヤ」していたかもしれません。
これも辛い話です。
過去に数回 私もとても嫌な思いをしています。
特にネット上の会話では
相手の口調や表情が見えないため
イメージや定義を確認しながら進めていくのが
誤解を起こさない基本となるのですが
自分のイメージに「頑」として縛られてしまって
その上、相手が○○に思っているに違いない
と、勝手な妄想まで繰り広げられて、
ヘキヘキした事も、心がぽきーんと折れてしまった事があります。
つい最近もありました。
勝手に頭の中で事実ではない物語が繰り広げられているんだろうな~って感じる事。
でも、本人はいたってそれが事実だと信じ込んでいるので
そんな時、私は、必要なければほかっておきます。
自閉症スペクトラムの当事者であるニキリンコさんが
このようなご著書を書いていらっしゃるのですが
その中で
自閉症スペクトラムの方の想像力は
想像力がないのとは違って
間違った想像をしてしまう事にあると
書いておられます。
まさしく「妄想」です。
ニキリンコさんは
ご自身を
「間違った想像をしてしまいやすい人」
だと、自己理解なさっているので
困った事にはなりにくいのでしょうが
この自己理解ができていない人は
本当にまわりに嫌な思いをさせてしまったり、相手を傷つけてしまう事になります。
あ、話は少し横にそれましたが
お子さんと話すときも同じです。
お子さんの言葉に耳を傾けるのではなく
お子さんのイメージに気持ちを傾ける。
お子さんが伝えようとしてくれている事は
どんなことなのか興味を持つ。
自分の持っている言葉のイメージに縛られたり
そのイメージから誤解して嫌な気持ちになるのは
お互いのために避けたいものです。
そして
「わからなかったらタイミング良く確認する」
何よりもこれが大切だと
私は感じています。
きもちよーく しゃべり続けているお子さんに
突っ込んで聞く必要はありませんよね。
お子さんの話が落ち着いた頃に
質問すればそれでよし
誤解のないコミュニケーションで
お子さんと素敵な関係を気付いていってくださいね。
本日は
『イメージって怖いよね』
というお話をお伝えいたしました。
必要な人に届きますように。
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