学校が苦手な子の卒業式
不登校の掲示板でも話題に上がっていて
クライアント様からご相談も受けているのが卒業式の話題です。
学校が苦手なお子さんにとっては
卒業式に出席するかどうかは
結構大きな問題です。
本人に任せると言うママのご意見が多いのですが
私はできれば、出席の方向に
少しだけ背中を押してあげて欲しいなぁ…と考えています。
卒業式に関わらず「式」や「儀式」というものは
何らかの意味を含んでいる
「通過儀礼」「イニシエーション」
と呼ばれます。
形で見える意味ではなく
心に何らかの変化をもたらす意味って言えばいいかもしれません。
卒業式の場合は
小学生から中学生 中学生から高校生
高校生から大学生 大学生から社会人
になる「自覚」と「覚悟」を
子どもの中に作り出すものと言えます。
ですので、もし ほんちゃんの式に出れなければ
校長室での個別授与式でもいいと思うのです。
とにかく、一つのけじめとして
周りの人から
「おめでとう」
と、声をかけてもらい 証書を受け取る。
これができればいいなぁ…と思っています。
また、卒業式の長くてつまんない
校長先生の話や来賓の祝辞
あの長くてつまんない時間を我慢することができるのは
それぞれの学校を卒業する
年齢に達した子どもたちだからなんですよね。
まさか、小学校の入学式では
そんなに、そんなに、長い話をする人はいないでしょう。
6歳の子どもたちが耐えられる程度に
大抵は抑えると思うのです。
なので、先生の話が嫌だとか
意味がないとか
そんな発言がお子さんから出たら
そうだよね。お母さんも嫌だったな。
でも、あのしょうもない話を我慢して
聞いていられる年になったってことなんだよね。
卒業式は…。
って伝えていただけると
お子さんは少し誇らしい気持ちで
話を聞くことができるのではないでしょうか?
そして、これを耐えるからこそ
その後のプログラム。
保護者や在校生の花道の中を歩いたり
クラスの仲間との語り合い、写真の撮り合いが
解放された気持ちで、より楽しくなるのかもしれません。
これも、ある意味 昔の人の知恵なんでしょうかね。
うちの子には
そんな事関係ないと言われるママもいらっしゃると思います。
過去に、私のクライアント様のお子さんで
お母さんが少し背中を押して
ムリムリ、卒業式は出たけれど
その後の時間は 普通に お友達と楽しく共有されたお子さんも
結構いらっしゃるんですよ。
ただ、無理は禁物です。
学校での緊張感がすこぶる強いお子さんには
強くはお勧めしていません。
お子さんの程度に合わせて
出席しない⇒先生にお家に来ていただいて授与
⇒校長式で個別授与⇒卒業式に出席
と、学校の対応してくださる範囲で
考えていかれるといいと思います。
この他にも
日本古来のいろんな儀式や行事
季節のものであったり
通過儀礼であったり
いろんな意味が隠れています。
なえがしろにしないで
一つ一つ、極力丁寧に過ごしていきたいなぁ…。
そして、その隠れた意味を探り出して
子どもたちにも伝えていきたいなぁ…と
私は考えています。
意味がわかると、
どう扱っていいか、自己判断できますから。
ということで
本日は 卒業式についてお伝えいたしました。
あ、最期に卒業アルバム。
お子さんが欲しいと言えば
お子さんが写っていなくても買ってあげてくださいね。
それを眺めているだけで
自分も卒業したリアルな気持ちになるお子さんも
中にはいらっしゃるのです。
必要な人に届きますように。
■■━ PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
■ 各支部活動の様子はこちらをご覧ください⇒ポチ
学校が苦手な子のママのピアサポートグループ「ファミラボ」はこちら⇒クリック
読者登録はこちら⇒クリック
メルマガ購読はこちら⇒クリック
講座・セミナー関連情報はこちら⇒クリック
谷田ひろみについてはこちら⇒クリック
ブログランキングに登録しております。
本日の記事 参考になったらポチっとよろしくお願いいたします。